「スペースデリバリー」プロジェクトで真空加工

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2021年度内に国際宇宙ステーションの補給船に搭載し打上げ予定

足立織物株式会社(本社:兵庫県多可郡)は、宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(本社:東京都中央区)が手掛ける、国内外の研究機関・教育機関・民間企業9組から集めた、研究用素材、写真、イラストなどの様々な対象品を宇宙空間に打上げ曝露する「スペースデリバリー」プロジェクトの一部物品の真空パッキングを受託しました。
本プロジェクトにおいて、耐宇宙環境性を持たない対象物品を保護するため、SpaceBD社と協業し、真空対象体に最適な形状へ成型加工と同時に、限りなく宇宙空間に近いレベルで真空パッキングすることに成功しました。
対象品は2021年度内に国際宇宙ステーション(ISS)の補給船に搭載され、打ち上げられる予定です。
当社では、今後も長年培ってきた独自の真空パック技術を深化させ、異業種との協業・開発を積極的に進めてまいります。

「きぼう」船外実験プラットフォーム上のExBAS

・「スペースデリバリープロジェクト」について
ISS「きぼう」日本実験棟の中型曝露実験アダプタ (i-SEEP)に搭載する新たな小型簡易曝露実験装置(ExBAS)を活用したプロジェクトで、Space BD主導で広く参加団体を募り、対象品の選定から打上げ、地上回収までのあらゆるサポートを遂行します。「スペースデリバリープロジェクト」第1弾となる今回は、民間企業や研究機関など計10組から集めた、研究用素材、写真、イラストなどの様々な対象品を宇宙空間に打上げ曝露します。
なおi-SEEPの利用事業者として Space BDは 2020年より JAXAと ExBASの共同開発をしてきました。 ExBASを利用することで、今後は宇宙空間への材料等曝露のサービス提供が可能となります。
これまで研究活用目的中心の利用に加えてより幅広く一般を対象とすることで、宇宙利活用の裾野を広げていくことが期待されます。

・今後のスケジュール
2021年9月  宇宙航空研究開発機構(JAXA)への引き渡し
2021年度内    スペースX「ドラゴン」でISSに輸送 船外実験プラットフォームにて約6か月の間、宇宙空間に曝露
2022年6月頃  対象品を船内に回収し、補給船で地球に再輸送

■足立織物について
社  名:足立織物株式会社
本  社:兵庫県多可郡多可町中区安楽田511
代 表 者:代表取締役社長 足立美由希
設  立:1950年
事業内容:真空圧縮製造加工、繊維製品製造販売、防災用品製造販売
U R L:https://www.atec1945.co.jp/

■Space BDについて
社  名:Space BD株式会社
本  社:東京都中央区日本橋室町一丁目5番3号 福島ビル7階
代 表 者:代表取締役社長 永崎将利
設  立:2017年9月1日
事業内容:宇宙における各種サービス事業・教育事業
U R L:https://space-bd.com/

【本件に関するお問い合わせ先】
足立織物株式会社 商品事業部
担当:知野見(ちのみ)
Tel:0795-32-0437
E-Mail:info@atec1945.co.jp

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